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進捗プロジェクト

(仮称)中区本町3丁目複合ビル

240112 中区本町3丁目ヒル c02111
所在地 横浜市
用途 共同住宅(43戸)・店舗・オフィス
構造 RC造
規模

地上 13階

延べ面積 4616.85㎡

Architect

 室長 小柳 実        副主任 小林 竜太
 koyanagi kobayashi

Context

 開港以来の歴史と近代都市機能が融合した、横浜の中でも特に文明開化の香りが色濃く残るエリアです。

開港場の中心として整備され、外国商館や銀行が立ち並ぶ国際的な商業エリアに発展。

本町通り沿いには日本初の近代的な建築物が次々と建設され、文明開化の象徴的な通りに変貌し、関東大震災後で多くの建物が被災したが、復興により耐震性の高いビル街へと変貌。

現代に至るまで官庁街・ビジネス街として再整備され、現在も横浜市役所や企業オフィスが集積

本建物もオフィスビル・店舗による賑わい創出と住宅との融合を図るものである。

Consept

 過去と未来の融合 -ヨコハマ レゾナンス

過去と未来・様々な視点が共鳴(レゾナンス)する

 

①ゆとりある歩行者空間の形成

南側(本町通り)及び北側(北仲通り)の道路に面して、 歩道状公開空地を整備し、ゆとりある歩行者空間を整備します。
南側の公開空地と建築物外壁面までの間のスペースにはサークルベンチを設け、 計画敷地前のバス停に集う人々や通行人が一時休息できる空間を創出します。
 
②連続性のある賑わいの創出
1階に店舗、2~4階にオフィスを計画し、街の賑わいを創出、業務・商業機能の集積に寄与します。
店舗はガラス張りの開放的なファサードとし、店舗内部の賑やかな雰囲気を街に作ります。
 
③歴史的な街並みとの調和
横浜銀行協会や横浜の街並みには多くの歴史的建造物が見られ、過去からの深い歴史が刻まれています。建物は銀行協会の高さに合わせて、分節ラインを設け、下層を未来とヒューマンスケールの演出、上層を過去と滑らかさやフラット感を主として表現しました。
下層はカーテンウォールを多用し、そこに映り込む並木や街の様子を映し出すことで街との調和を図ります。
上層はフレームをファサードに活かした水平・垂直ラインを強調としたシルエットを表現しまし、それにより、上空へと延びる上層と他のビル群との同調を目指しました。
加えて、31mラインでアクセントを入れることで街並みの連続性を確保しました。