研修旅行
38期 イタリア研修旅行
研修先は、紀元前より文化を継承され続けられているイタリアである。地中海に面したイタリア半島をナポリから、ローマ、ヴァチカン、フィレンツェ、ベネチア、ミラノといった各時代の主要都市を北上しながらイタリアの文化や都市、風土、人々の生活や食文化を限られた時間の中で体感した。
古代ローマから始まり、中世、近世、近代、現代と時代時代の権力者や争いによって更新され続けている都市や景観、文化を感じる中で建築や街の成り立ちを見ることができた。各都市を歩いて行く中で都市計画や仕上げ素材、ファサード、 生活感、空気感の違いを感じることができたのではないか。写真では伝えきれない、仕げの荒々しさや重厚感、建築の周辺環境やスケール感など目の当たりにして初めてその事柄をより理解できたのではないか。どの広場をとってしても同じスケール感を持った広場は無く、そこには教会があり人間の生活がある。様々な観点からも実に興味深い内容が凝縮されていた。
この体験を元に現代建築を見直し、日々の設計業務の中で新たな視点を持ち、これから造られていく新しい建築や街並みを思考するという試みが出来るのではないか。各都市と主要建築物を以下の目次に従い研修旅行における体験内容を報告する。
研修期間:2015/10/2~2015/10/9
目次
◆ しおり | |
01.ナポリ:カプリ島、アマルフィ海岸 | 02 ローマ:トレビの泉、スペイン広場、コロッセオ |
03ヴァチカン市国:サンピエトロ寺院 | 04チビタ・ディ・バニョレージョ |
05.フィレンツェ:シニョーリア広場 | 06 ベッキオ宮殿、ベッキオ橋 |
07 ウフィツィ美術館 | 08 ピサ |
09 ベネチア:サンマルコ広場と寺院 | 10 プンタ・デラ・ドガーナ |
11 ミラノ:ガレリア、ドゥオーモ | 12まとめ |