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研修旅行

24期 スペイン研修旅行

2001img_main mainマドリードからスペインの主要な都市を回りバルセロナまでの長距離ではあるが、有益な研修旅行となった。

マドリードは、スペインの首都でスペインの黄金時代に新大陸から流入する富によって栄え、文人や、宮廷画家などの芸術家がマドリードを拠点として次々と作品を発表していき、文化の一中心となっていた。マドリードが近代的な都市となったのは、カルロス3世の時代に、当時の市街の東端にあった王室の土地がレティーロ公園として整備されて市民に開放され、また現在プラド美術館として使用されている建物が建設された。スペインの著名な画家、レンブラント、ベラスケス、エル・グレコ、ゴヤなど数多くの作品を見ることができた。

古都トレドは、古代ローマから西ゴート王国、後ウマイヤ朝、スペイン黄金時代と2千年紀にわたる文明の痕跡を残していること、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教による異文化の混合がムデハル建築に示され世界遺産に指定されている。コルドバ歴史地区も世界遺産に登録されており、イスラムとキリストの混在するメスキータ、広大な庭園があるアルカサル、迷路のような旧ユダヤ人街など散策して興味深かった。

セビリアは、闘牛やフラメンコの本場で、スペインを代表する都市でセビリア大聖堂がある。アンダルシア地方の山間部に位置するロンダ。街を流れるグアダレビン川の浸食によってできたタホ渓谷と、その渓谷にかかるヌエボ橋の壮大な景色に関心させられる。

グラナダにはアルハンブラ宮殿など有名なイスラム建築が残されている。地中海に面する保養地アリカンテを経由して最終地バルセロナへ。この町には建築家アントニ・ガウディの残した建築物が多い。彼はバルセロナで暮らし、グエル邸、グエル公園、カサ・ミラや、今なお建設中のサグラダ・ファミリア教会のような有名な作品があり、作品の多くは世界遺産に登録され、今回実際のものを見ることが出来、自然との融合したデザインに関心した。


研修期間:2001/7/6~2001/7/15


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